2026/03/12 10:00
こんにちは、糸とおし作家のそまくみこです。
私は「糸とおし」をやっていますが、糸とおしを始めるきっかけとなったのが糸かけなので、糸かけ曼荼羅の作り方の解説もしていきたいと思います。
糸かけのワークショップは全国各地で開催されていますが、自分でちょっとやってみたいなぁと思っている方の参考になったら嬉しいです☺️
糸かけといったら円形が主流ですが、基本的な掛け方を覚えてしまえばどんな形にも応用できます。
三角形・四角形・五角形など、いろいろできますよ。
私は糸かけから糸とおしが始まったので、皆さんも糸かけをやってみたら、何か始まったり何か生まれたり、はたまた何かと新たなご縁が繋がったりするかもしれません。
ぜひ掛け方をマスターして色々な形で掛けてみてくださいね!
糸かけ曼荼羅の作り方(基本的な糸の掛け方)
糸かけ曼荼羅の作り方を「五角形」で見ていきましょう。
(円形じゃなくてもできるよ!ってことが伝わりやすいかと思うので)
糸の掛け方はどの形でも同じですので応用してください。
では、必要なものを準備しましょう。
用意するもの
板(正方形30×30㎝)
釘
糸
ハサミ
カナヅチ
作図用の紙
コンパス 定規 ペン
目打ち ピン(画鋲) キリ マスキングテープ
板は正方形で、大きすぎず小さすぎない30×30㎝のものが作りやすいです。
釘を打つので、厚さは1.5㎝以上あるといいです。
ホームセンターで購入できます。
釘は、19㎜以上の長さのものを用意しましょう。
真鍮・銅・ステンレスなどお好みのものを購入してください。
頭が丸いもののほうが糸が掛けやすいです。
糸は、基本的になんでもOKです。
掛けやすいのは細い刺繍糸やミシン糸ですので、最初のうちはこういった糸を使うといいと思います。
100均で売っている糸でもできますが、切れやすいのであまりオススメしません。
ハサミは、普通のハサミでも糸切り鋏でも構いません。
糸が切りやすければOKです。
カナヅチは、小ぶりのものがオススメです。
釘の間隔が1㎝くらいになるので小さいほうが打ちやすいです。
作図用の紙は、板と同じ大きさのものを用意しましょう。
包装紙の裏など書きやすく見やすいものであればなんでもOKです。
コンパス・定規・ペンは、作図する時に使います。
作る形によっては分度器もしくは全円分度器もあると便利です。
目打ち・ピン(画鋲)・キリ・マスキングテープは、作図したものを板に写す時に使います。
目打ち・ピン(画鋲)・キリのどれかがあればOKです。
作り方
作図→釘打ち→糸掛けの順で進みます。
作 図
作る形、釘の位置を描いていきます。
今回は五角形・釘75本でやります。
五角形を描いたら、釘の間隔が均等になるように印を付けていきます。
一つの辺に15本の釘になります。
円形の場合だと、24本・48本・64本があります。
コンパスで円を描き、釘の本数に応じて等分して釘の位置の印を付けます。
三角形や四角形などの多角形の場合は、それぞれの辺の釘の本数が同じになるようにします。
釘の間隔は1㎝以上になるようにしましょう。慣れないと1㎝未満は難しいです。
垂直に高さを揃えて釘を打つと糸が掛けやすいので、1㎝以上の間隔になるように形の大きさを調整して作図してください。
釘打ち
作図した紙を板の上に重ね、マスキングテープでずれないように固定します。
紙の上から目打ち・ピン(画鋲)・キリなどで釘を打つポイントに印を付けます。
板に印が付く程度でOKです。
キリを使う場合は、釘の径より大きな穴にならないよう注意しましょう。
板から1㎝の高さに揃えて打ちます。
【釘を綺麗に打つコツ・ポイント】
・最初は浅く
・何本か打ってから定規を当て高さを確認しながら少しずつ優しく
・丁寧に慎重に
(高さが揃っていなかったり、曲がって打ち込んでしまったりすると糸が掛けにくい)
・カナヅチの平らな面と凸面を使い分ける
(高さを揃えていく時には平らな面を、飛び出ている釘を打つ時は凸面を)
板の下にタオルなど衝撃を吸収するものを敷くとよいです。
糸掛け
掛け方はとても単純です。
「数えて掛ける、数えて掛ける」を繰り返していきます。
「糸かけ曼荼羅」というと素数で掛けることが多いですが、もちろん整数でも掛けられます。
素数・整数どちらでもいいので、掛けていく「数」を決めましょう。
掛ける「数」は、釘の本数の半数以下から選びます。
今回は75本なので・・・75÷2=37.5
「37」が最大の数になり、37以下の数から選んで掛けていくことになります。
円形の場合は24本だったら12以下、48本だったら24以下、64だったら32以下になります。
半数より大きい数で掛けていくことも可能ですが、とても掛けにくいです。
では、素数で掛けた場合と整数で掛けた場合、両方見ていきましょう。
素数の場合
37以下の素数は、37・31・29・23・19・17・13・11・7・5・3・2・1です。
まず、一番大きい「37」で掛けてみましょう。
五角形の頂点をスタートポイントにしっかり固結びをします。
スタートポイントから37数えます。
37番目の釘に糸を掛けます。
右回り左回りどちらでも構いません。
掛けたポイントからまた37数えて糸を掛けます。
同じように37数えて糸を掛けます。これを繰り返します。
全部の釘に掛け終わると・・・スタートポイントに!?
これが素数と糸かけの不思議です。
素数で掛けると最後にスタートしたところに辿り着きます。
スタートポイントに戻って来なかった時はどこかで間違えています。確認しましょう。
次の糸が掛けやすいように糸を釘の根元まで下げます。
次は「31」を同じ要領で掛けていきます。
全部の釘に掛けてスタートポイントに戻ってきました。解けないようにしっかり結びます。
次は「29」で掛けます。
素数で掛けると「全部の釘に糸を掛け終えた時、スタートしたところに必ず戻ってくる」
同じ釘に二度掛けることになったり、最後にスタートしたところに戻ってこなかったりする場合は、どこかで間違えています。
一呼吸入れてやり直しましょう。
整数の場合
では、整数で掛けた場合どうなるのかも見てみましょう。
「36」で掛けていきます。
掛け方は素数の時と同じです。スタートポイントから36番目の釘に掛けます。
整数の場合、数によってはこのように全部の釘に糸が掛かっていないのにスタートしたところに戻ってきてしまうことがあります。

そうなってしまった時は、右に一つずらします。
ずらしたところをスタートにそこから数を数えて掛けていきます。

全部の釘に掛け終わった時、画像のように糸が横に繋がる箇所が出てきます。
次は「30」で掛けてみます。
「戻ってきてしまったら一つずらして再スタート」を全部の釘に掛け終えるまで繰り返していきます。

右上の辺のほとんどは横に繋がった状態になりました。
次は「27」で掛けてみましょう。
全部の釘に掛け終わりました。
掛け方は素数の時と変わりないので、内部にできる曲線の大きさも素数の時と同じく、掛ける数が大きければ小さく、掛ける数が小さければ大きくなります。
〈36・30・27で掛けた図〉
素数で掛けた時と違うのは、途中でスタートポイントに戻ってしまう数があること。
なので、素数より少し難易度が高くなります。
結び目の処理
そのままでもカットしてもどちらでも構いません。
見た目をスッキリさせたいならカットしましょう。
ボンドなどの接着剤を結び目に付け、乾いてから短くカットすると解ける心配がありません。
まとめ
・基本的な掛け方は「数えて掛ける」
・素数で掛けると、全部の釘に掛け終わる時にスタートポイントに戻って来る
・整数は全部の釘に掛け終える前に途中でスタートポイント戻ってしまう数がある
この基本的な掛け方をマスターしてしまえば、どんな形でも掛けられます。
今回は五角形でやりましたが、円形でも三角形でも四角形でもOKです。
長々と書きましたが、以上が基本的な糸の掛け方の解説です。
参考になったら嬉しいです。
ぜひいろいろな形で掛けてみてくださいね!
糸かけもいいけど、糸とおしをやってみたいという方はぜひ「糸とおしワークショップ」にご参加ください😊
糸かけとはまた違った魅力がありますので、楽しんでいただけると思います。
糸とおしの魅力をアピールすると…
✨やり方は簡単単純なのに繊細で美しい高級感ある作品が作れる(コレ自分が作ったの?!ってビックリします)
✨頭の中が糸とおしだけになって、無心で集中するから「行動瞑想」になる(脳の休憩になります)
✨何個作っても保管場所に困らない(紙だから)
他にもたくさん魅力はありますが、それは実際に体験していただきたいです。
〈参加者さんの作品〉



直近のワークショップ日程は、ブログにご案内を出してます。
ぜひチェックしてくださいね😉
また、ワークショップについて綴ったページもご覧ください。
ワークショップは慣れ度合にわせて段階的コースをご用意しています。
皆さんと一緒に糸とおしを楽しめることを楽しみにしています♪








































