2018/04/12 21:22
こんにちは^^
糸とおしアーティストのくみこです。
新年度スタートしましたね。
入園、入学、入社、異動.........
新しいことが始まり、慌ただしく過ごされている方も多いと思います。
ゴールデンウィークが待ち遠しいといったところでしょうか。
さて、
来月5日、こどもの日は端午の節句
菖蒲、五月人形、柏餅.........鯉のぼり!
現代では住宅事情や環境により
外に飾ることは難しくなってしまいました。
そこで、お部屋に飾れるように糸とおしで作ってみました。
遊び心を感じるコミカルな鯉のぼりにしようと
イラストタッチのデザインにしました。
作図の後は穴あけ。
鱗部分は糸とおしの魅せ場になるので、慎重に穴をあけました。
穴あけ完了!
穴をあけたら、糸通しへ。
風に泳いでいる様子を表現するために、
鱗はグラデーションにして、少し陰が入るように工夫しました。
(濃いブルーの絹糸を使っているの分かります?)
絹糸が光を反射してキラキラ輝き、鱗の色が変化して見えるようになりました。
絹糸を全部通して、額に入れて完成!!
鯉のぼりを庭先に上げる風習は、江戸時代から始まったと言われています。
菖蒲を使って厄落としをしていたことから、
武家では「菖蒲」と「尚武」をかけて
男の子の立身出世を願い、鎧兜や旗を飾るようになったそうです。
(虫干しも兼ねてw)
商人たちは、武家のそういった風習を真似して
武具の模造品を作ったり、旗(幟)の代わりに吹き流しを飾ったりしていたそうです。
ただの吹き流しでは芸がないと思ったのか、
鯉を描いた吹き流しが登場するようになりました。
「鯉が滝を登って竜になる」という中国の故事にちなんだそうです。
登竜門ですね。
鯉の滝登りは立身出世の象徴。
男の子の成長と健康を願って、
鯉を描いた吹き流しが広まり、やがて幟も鯉になったそうです。
*当時鯉のぼりを上げるのは関東の風習で、上方(関西)ではみられない風習だったそうです。
武家から始まった風習だからでしょうか。
庭先に飾るのは難しくとも、
子どもたちの未来を願って次代へ繋げていきたい風習ですね。
男の子だけでなく、女の子も。
全ての子どもたちの健康と成長を祈って、
お部屋に鯉のぼりを泳がせてみませんか?
最後までお読みくださりありがとうございました^^
糸とおしアーティスト くみこ